日本看護技術学会第19回学術集会において、開発中のphysical glassesについて下記のような交流セッションを行います。
実際に開発されたものを公開して、皆様と意見交換をしたいと考えています。
交流セッションテーマ:地域在宅看護を支援するphysical glasses の開発
我が国の超高齢化は類をみないほど著しく、2025年問題が示すように今後も高齢者は増加します。厚生労働省は、高齢者の尊厳保持と自立生活支援の目的のもと、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生最期まで続けることが可能な包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)構築を推進しています。訪問看護アクションプラン2025では、2025年にむけ訪問看護の量的拡大、機能拡大、質の向上および地域包括ケアへの対応を掲げています。重症化・多様化・複雑化した在宅療養者の看護には、適切な状態把握と判断が必須であり、高度なフィジカルアセスメント能力が求められると考えます。高度なフィジカルアセスメント能力の獲得こそ、訪問看護の機能拡大、質の向上、地域包括ケアへの対応を可能とすると考えています。
そこで、私たちは「AIによるフィジカルアセスメントトレーナーPhysical Glassesの開発」を試みました。いくつかの訪問看護ステーションで試行を繰り返しています。交流セッションにおいては、Physical Glassesを紹介しつつ、看護において「人間にしかできないこと」と「 (AIなどを活用しながら) 人間以外でできること」を主に意見交換をしたいと考えております。ぜひたくさんの皆様のご参加をお待ちしております。