2021年になりました。いつもと違う新年の迎え方でしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?
さて、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)により医療現場の状況は厳しい状態になっています。私たちの勤務する大学にも、厚生労働省から逼迫する医療現場への派遣要請もきました。文部科学省からも、学事を優先しながら、可能であれば無理のない範囲で協力をしてほしいという通知がきました。ある報道番組では、附属病院へ大学教員が派遣され、支援していることが報道されていました。また看護学生の厳しい現状なども朝の番組で放映されたようです。
私たちができることは何かを考えています。
年末に開催予定としていた研修会は残念ながら中止いたしました。そこで、できる形で現場の看護師さんたちの支援をしたいと考えています。
遠隔での研修の企画なども今後進めて行く予定です。遠隔での研修には限界もありますが、もし、遠隔での研修をご希望される施設があれば、ぜひともお知らせください。
海外のCOVID-19に関する論文をいくつか紹介します。
SARS-CoV-2, SARS-CoV, and MERS-CoV viral load dynamics, duration of virals hedding, and infectiousness: a systematic review and meta-analysis
COVID-19による排菌への注意期間について述べられています。
上気道感染、下気道感染、排泄物(便等)による感染で、20日間程度気を付ける必要がありるようです。
Physical distancing interventions and incidence of coronavirus disease 2019: natural experiment in 149 countries
COVID-19のphysical distencing における効果の評価が待望のBMJから出ました。
Incidence rate ratios (罹患率:新たな感染率)を使って149の国々で比較評価をしています。実データを使用して、介入を分析しています(タイムシリーズが使用されています)